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広島県知事選、現新3人の争い

2021/10/28 23:36

広島県知事選の立候補の届け出手続きで、くじを引く各陣営(28日午前8時33分、広島市中区)

 任期満了に伴う広島県知事選が28日告示され、共産党新人の中村孝江氏(35)、無所属新人の樽谷昌年氏(70)、無所属現職の湯崎英彦氏(56)の3人が立候補した。湯崎氏による3期12年の県政運営の評価や新型コロナウイルス対策が争点。政策の継続を訴える湯崎氏と、転換を迫る中村氏の事実上の一騎打ちとなる。11月14日に投開票される。

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 中村氏は広島市中区の原爆ドーム前で、支持者たちと出発式を開いた。新型コロナ対応で疲弊する看護師や、学費に困る学生の意見を紹介し「若い人の声を県に生かしたい。誰もが大事にされる県をつくりたい」と第一声を上げた。

 湯崎氏は中区の選挙事務所で、インターネットを使った「リモート出陣式」を開いた。コロナ後を見据えて「社会、経済活動をより高い軌道へもう一度打ち上げるため、政策の継続が重要だ。初心に帰り、県の底力を引き出す」と訴えた。

 樽谷氏は中区の広島YMCAで立候補の届け出を済ませた後、第一声で多選の弊害を指摘した。

 今回の知事選は、有権者が湯崎氏を信任するかどうかが最大の焦点となる。湯崎氏は産業振興や教育改革を実績として掲げ、デジタル化や過疎でも過密でもない「適散・適集社会」づくりを進めると打ち出す。

 共産党は党公認、推薦候補が3回続けて、湯崎氏に大差で敗れた。今回は、暮らしの安心やジェンダー平等の実現を掲げる中村氏を押し立てる。31日投開票の衆院選との相乗効果も狙っている。(岡田浩平)

 ▽広島県知事選立候補者(届け出順、敬称略)

 (1)現職(2)主な経歴(3)出身地(4)最終学歴

 ■中村 孝江(なかむら・たかえ) 35 共新

 (1)党県委員会常任委員、党県委員会職員(2)日本民主青年同盟県委員会委員長、広島医療生協労働組合副委員長、広島医療生協職員(3)広島市南区(4)広島経済大経済学部

 ■樽谷 昌年(たるたに・まさとし) 70 無新

 (1)金属リサイクル業(2)法律事務所事務員(3)呉市(4)早稲田大法学部

 ■湯崎 英彦(ゆざき・ひでひこ) 56 無現(3)

 (1)知事(2)アッカ・ネットワークス副社長、通商産業省米州課長補佐、資源エネルギー庁原子力産業課長補佐(3)広島市佐伯区(4)米スタンフォード大経営学修士課程


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