地域ニュース

修学旅行「マジで県内?」 広島市の中3、宮島や平和公園へ

2021/11/1 19:53
修学旅行で平和記念公園を訪れた五日市中の3年生(同校提供)

修学旅行で平和記念公園を訪れた五日市中の3年生(同校提供)

 新型コロナウイルス禍のあおりで、「県外が当たり前」だった中学校の修学旅行に異変が起きている。広島市内では、公立中のほぼ半数が、いまの3年生の修学旅行を広島県内に切り替えた。11月に日帰りで、という学校もある。果たして行き先が県内の「ご近所」修学旅行でも十分に楽しめているのか。

【関連】しまなみ「非日常な体験」高さ266メートルの絶景 観光業者招き視察旅行

【関連】芸備線「カープ号」年内にも運行 たる募金実る

 市教委によると、公立中の修学旅行は、2年生のうちに京都の寺社、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を巡るのが近年の定番だった。だが、いまの3年生はコロナ禍の直撃を受け、2年生のうちに修学旅行ができたのは63校のうち16校だけ。行き先も感染拡大が早かった関西を避け、九州や中四国の近県、広島県内に切り替えた。

 残る47校のうち26校は、3年生の4〜7月に、広島県に緊急事態宣言が出ていない合間を縫って、県内か長崎、香川などを訪れた。夏までに行けなかった21校のうち11校は、中止のリスクが低い広島県内や隣の山口県への旅行に切り替え、緊急事態宣言明けの10、11月に実施。この結果、広島県内を行き先に選んだ学校は、実施53校のうち28校(52・8%)と過半数に上った。

 6度の延期をへて、10月12、13日に実施した広島市佐伯区の五日市中。初日は平和記念公園(中区)で平和学習に取り組み、午後は宮島(廿日市市)へ。学校から約10キロの宮島対岸のホテルに泊まった。2日目は県内最大の遊園地「みろくの里」(福山市)でジェットコースターや空中ブランコを満喫した。

 昨年6月に行くはずだった京都・大阪は感染拡大で諦め、代わりに長崎を訪れる計画も延期を重ねた末に断念。広島県内への旅行も8月27日〜9月30日の緊急事態宣言で1回延期し、宣言解除を待った。キャンセル覚悟で300人分の部屋を確保してくれた地元ホテルの好意もあり、10月に「7度目の正直」で念願をかなえた。

 ▽生徒の不満は…
(ここまで 806文字/記事全文 1853文字)

会員限定の記事です
  • 無料登録して続きを読む
  • ログインする
  • キャンペーン

この記事の写真

  • 豪華客船を貸し切り、広島港から宮島に向かう宇品中の生徒(同校提供)
  • 無料登録して写真を拡大
  • ログインする
  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日のニュースの記事
一覧