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被告の鍼灸師、知人女性殺害認める 広島地裁で初公判

2021/11/15 12:59

広島地裁

 廿日市市玖島の山中で昨年6月に女性の遺体が見つかった事件で、強盗殺人や死体遺棄、詐欺などの罪に問われた住所不定、鍼灸(しんきゅう)師森岡俊文被告(60)の裁判員裁判の初公判が15日、広島地裁であった。森岡被告は起訴内容を認めた。

【地図】死体を遺棄した現場と殺害現場の鍼灸院

 検察側は冒頭陳述で、森岡被告が女性と交際していたとし「うそをついて約2300万円を借り、返済を求められ殺した。遺体を切断して埋めるなど殺害後の行動も悪質」と指摘。弁護側は「衝動的な犯行で計画性はない。睡眠薬や飲酒の影響で善悪を判断する能力も一定に減退していた」と主張した。

 起訴状などによると、森岡被告は昨年3月25日、経営していた広島市西区観音町の鍼灸院で、知人の東区牛田旭1丁目、無職山崎好恵さん=当時(64)=の首をネクタイのような物で絞めて窒息死させ、借りていた約2300万円の返済を免れるとともに、現金約7118万円を奪った疑い。翌26日に山崎さんの遺体を廿日市市栗栖の邸宅の敷地に運んで埋めた後、同月28日に掘り起こしてチェーンソーなどで切断し、翌29日未明に同市玖島の山林に運んで埋めた疑い。また、2019年8〜10月、鍼灸院で実際はしていない施術をしたように装い広島市から療養費約4万6千円をだまし取った疑い。

 広島県警は昨年6月、療養費をだまし取ったとして森岡被告を詐欺容疑で逮捕。逮捕直前の任意聴取で「穴を掘って遺体を埋めた」と話したことから山林を捜索したところ、山崎さんの遺体を発見した。

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