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20年前の福山明王台主婦殺害、男を起訴 広島地検

2021/11/15 23:11

竹森幸三被告

 2001年2月、福山市明王台5丁目の主婦=当時(35)=が自宅で刺殺された事件で、広島地検は15日、同市西新涯町1丁目、無職竹森幸三容疑者(67)を殺人と住居侵入の罪で起訴した。裁判員裁判で審理される。

容疑者、関与認める供述 金目的か、トラブルに【福山明王台主婦殺害事件】

 起訴状などによると、竹森被告は01年2月6日午前11時半ごろから午後1時ごろまでの間に、主婦方に玄関から侵入し、果物ナイフで腹を刺すなどして主婦を殺害した疑い。地検は竹森被告の認否を明らかにしていない。

 竹森被告は今年10月25日、広島県警に殺人容疑で逮捕された際、「記憶にない」と容疑を否認。捜査関係者によると、その後の取り調べで「事件当日に主婦方へ行き、トラブルになって刺した」などと関与を認め、金目的との趣旨の供述もしたという。一方で「殺すつもりはなかった」と殺意を否認しているという。

 この事件は、県警が捜査本部を置く8件の未解決事件の一つ。難航していた捜査は今年10月に急展開した。捜査関係者によると今春以降、福山市内で刃物のような物を所持したとして竹森被告を銃刀法違反容疑で任意捜査。その際に採取したDNA型が、現場にあった犯人のものとみられる血痕から検出されたDNA型と一致し、同月上旬、捜査線上に浮上した。

 竹森被告の起訴を受け、遺族の代理人弁護士は「遺族は(裁判で)真実が明らかになるのは喜ばしいと思う一方、悲しみに耐えながら何とか生活してきた平穏を大切にしたいという気持ちも強く持っている」とのコメントを出した。

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