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原爆供養塔の鉢、無断で加工 広島・平和公園、埋められ花や水入らず 寄贈者の遺族「悲しい」【動画】

2021/11/20 22:55

セメントのようなもので上部が埋められた原爆供養塔の鉢。ろうそくを立てるためか金属製の突起物も2本ある=20日午後3時59分(撮影・安部慶彦)

 平和記念公園(広島市中区)の原爆供養塔にある献花用の石製の鉢が、何者かによってセメントのようなもので埋められていたことが20日、分かった。花や水も入らない状態。鹿児島県鹿屋市の故木場昭春さんが1963年に寄贈した鉢で、遺族は「とても悲しい。元通りに戻して」と訴える。広島市は広島県警に被害届を出すことも含め対応を検討する。

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 鉢は、四角柱状の形で、縦56センチ、横62センチ、高さ56センチ。水を入れて花が添えられるよう上面には四角い穴が開いていた。

 しかし今年8月6日の平和記念式典を前に訪れた市調査課の職員が、水を入れるための穴がすべてセメントのようなもので埋められているのを確認した。中央には直径12センチの円形のくぼみがあり、表面には紫や白のビーズのような玉や、ろうそくを立てるためのような2本の金属製の突起物も埋め込まれていた。市民への聞き取りなどから、7月上旬までに何者かが細工した可能性があるという。

 木場さんは2016年に85歳で死去。長男の修一さん(60)=三重県鈴鹿市=によると、木場さんがかつて友人と平和記念公園を訪れた際、ささげられた花が地面に置かれているのを見て「あれではかわいそう」と感じ、鹿児島の石材店で鉢を作って寄贈したという。67年ごろまで公園中央の原爆慰霊碑の前に置かれ、その後、原爆供養塔の納骨室出入り口のある北側に移されたとみられる。

▽いたずらか、慰霊目的の細工なのか…
(ここまで 650文字/記事全文 953文字)

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この記事の写真

  • セメントで一部が固められた原爆供養塔横の鉢(20日午後4時7分、撮影・安部 慶彦)
  • 以前の原爆供養塔の鉢。水がためられるようになっていた(2018年8月6日)
  • 木場昭春さん(修一さん提供)
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