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被爆樹木の種・苗を世界各地へ送付、「命」の粒まいて10年 広島市の市民団体「グリーン・レガシー・ヒロシマ」

2021/11/21 20:44

被爆クロガネモチの実をつぶす作業をするアジミさん(左端)、堀口さん(左から2人目)たち

 ▽38カ国・地域で芽吹く

 被爆樹木の種や苗を世界に送っている広島市の市民団体「グリーン・レガシー・ヒロシマ・イニシアティブ(GLH)」が、活動開始から今年で10年を迎えた。原爆の惨禍と復興を伝える一粒の「命」は、38カ国・地域の124カ所で芽生え、根を張っている。

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 広島城跡(中区)に立つクロガネモチの下に14日、国連訓練調査研究所(ユニタール)のナスリーン・アジミ特別上級顧問(62)と市民ボランティアが計12人集まった。爆心地から約910メートルで熱線と爆風、放射線に耐えた一本だ。樹木医の堀口力さん(76)が、実を付けた枝を注意深く選び、摘み取った。「慎重に行わないと、木を傷つけてしまいます」。敷地の管理者から事前に許可を得ることも、種の採取には不可欠となる。

 参加者は直径数ミリの赤い実を指先でつぶしていった。このクロガネモチの種は、すでに南アフリカのキルステンボッシュ国立植物園をはじめ17カ国・地域の大学、公園、平和団体などに届けられている。

▽一過性でない平和交流
(ここまで 491文字/記事全文 1791文字)

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  • 広島市植物公園で冷蔵保存されている被爆樹木の種
  • 広島城内の被爆クロガネモチから取った種の苗木が植樹された南アフリカのキルステンボッシュ国立植物公園=2016年(グリーン・レガシー・ヒロシマ提供)
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