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ツキノワグマの捕獲数、西中国山地で過去最多 誤ってイノシシのわなに

2021/11/22 23:00
山口県中部の山中で撮影されたツキノワグマ(山口県提供)

山口県中部の山中で撮影されたツキノワグマ(山口県提供)

 広島、山口、島根の3県で、ツキノワグマの捕獲数が2020年度に523頭と過去最多になったことが22日、分かった。中でもイノシシなどのわなにかかる「錯誤捕獲」が364頭と7割近くを占めた。捕獲後は危険なため多くが殺処分となる。人の安全とクマの保護、管理の両立が課題となっている。

中国地方のクマの生息分布

 20年度の捕獲数は19年度から倍増した。3県が合同で保護管理計画を作った当初の03年度の49頭と比べると10・7倍となる。県別は島根352頭、広島131頭、山口40頭。被害対策で許可を得て捕獲したのは計155頭で3割弱だった。殺処分は425頭とこれまで最も多かった16年度の1・6倍に上った。

 国は3県のツキノワグマを西中国地域個体群としてレッドデータブックで「絶滅の恐れがある」としている。狩猟は禁じられている。3県の計画では殺処分できる上限の目安を年間に計94頭としている。大きく上回った最大の要因は、錯誤捕獲の増加にある。
(ここまで 416文字/記事全文 907文字)

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  • 山口県が推奨しているイノシシ捕獲用の箱わな。上にクマが逃げられるように穴がある
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