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東広島市贈収賄事件、元市職員を再逮捕 資材の単価表提供の謝礼で13万円授受の疑い

2021/11/25 22:48

広島県警

 公共工事の資材価格を記した「単価表」の情報を業者に提供した謝礼として現金を受け取ったとして、広島県警捜査2課と東広島署は25日、住所不定、元東広島市職員平岡尚之(たかゆき)容疑者(47)=収賄罪で公判中=を受託収賄の疑いで再逮捕した。また贈賄の疑いで同市河内町中河内、土木工事会社「小林建設」代表取締役小林信朗容疑者(69)を逮捕した。

【関連記事】検察側、元市職員が利益の半額受け取りと指摘 東広島市贈収賄事件の初公判

 逮捕容疑は、市維持課安芸津維持分室主査だった平岡容疑者が小林容疑者から単価表の情報提供の依頼を受け、2020年7月から今年8月ごろまで13回にわたり、同市高屋町のコンビニの駐車場で、情報を提供した謝礼として現金計13万円を受け取った疑い。県警は2人の認否を明らかにしていない。

 単価表にある資材価格は原則非公表。県土木協会と県の農林水産事務所がそれぞれ毎月、単価表を市町に提供している。県警は、小林容疑者が情報を入手することで入札参加時の積算といった業務の負担を軽減できると見込んでいたとみている。一方、同社は情報を得ていた期間、市発注工事を落札していないという。

 県警は9月27日、市発注業務を巡り別の業者から現金を受け取ったとして平岡容疑者を収賄容疑で逮捕。その後の捜査で今回の容疑が浮上したとみられる。

 市は10月29日付で平岡容疑者を懲戒免職にした。再逮捕を受け、高垣広徳市長は「職員が一丸で再発防止に取り組む中、誠に遺憾。市政への信頼回復に向けてより一層真摯(しんし)に取り組む」とのコメントを出した。梶永里美総務部長は市役所で記者会見を開き、単価表の情報流出を防ぐ対策を検討する考えを示した。

 <クリック>受託収賄 公務員が職務に関して賄賂を受け取ったり、要求したりすると単純収賄罪に問われる。さらに贈賄側から特別の取り計らいを求める依頼(請託)を受けていた場合、受託収賄罪が成立する。単純収賄罪の法定刑が5年以下の懲役なのに対し、受託収賄罪は7年以下の懲役と重くなる。


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