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オミクロン株、欧州に拡大 英独伊で確認、規制強化も

2021/11/28 9:58

27日、ベルリンで新型コロナウイルスのワクチン接種の順番を待つ市民ら(ロイター=共同)

 【ロンドン共同】南アフリカなどで確認された新型コロナウイルスの新変異株オミクロン株の感染が27日、欧州で拡大した。英国、ドイツ、イタリアで新たに確認。英国はイングランドで7月にほぼ撤廃した行動規制を一部再導入し警戒を強めた。米国は国内未確認だが、27日にアフリカ南部8カ国への渡航中止勧告を出すなどし、状況を注視している。

 オミクロン株は、欧州では26日に初めてベルギーで明らかになり、チェコで同株とみられる症例を確認。オランダでは26日に南アフリカから到着した航空便の乗客61人が新型コロナ検査で陽性となり、このうち一部はオミクロン株の感染者とみられている。

 ジョンソン英首相は27日の記者会見で、人口の大半を占めるイングランドで公共交通機関と小売店内でのマスク着用義務などを再び課すと表明。北部スコットランドなど他の地域では義務化が続いており、英国全体で一定の規制が復活した。

 ワクチン普及を背景に経済再活性化に向け「ウイルスとの共生」に踏み切ったジョンソン政権の方針が揺らぐ可能性が出ている。

 水際対策として英国への全ての入国者に到着後2日以内のPCR検査を義務付け、陰性結果が出るまで自己隔離させる。英国への航空便乗り入れ禁止措置ではアフリカ南部の4カ国を新たな対象に拡大した。英国民の国外渡航は禁止しない。

 ジョンソン氏は「オミクロン株は大変速いスピードで拡大している。(ワクチンを)2回接種した人の間でも広がる可能性がある」として、3回目の追加接種を迅速に行うよう呼び掛けた。

 オミクロン株は、ドイツは南部バイエルン州で、イタリアは北部ミラノで確認。いずれもアフリカ南部からの渡航者という。


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