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JR向洋駅高架化へ整備着々 連続立体交差事業、仮駅舎22年春から利用予定

2021/12/3 21:21
向洋駅北口で建設中の仮駅舎前で、工事について説明するJR西日本の社員

向洋駅北口で建設中の仮駅舎前で、工事について説明するJR西日本の社員

 広島都市圏東部のJR線約5.1キロを高架化する連続立体交差事業で、広島県府中町の向洋駅の一帯で仮の駅舎や渡線橋の整備が進んでいる。JR西日本広島支社は3日、工事の様子を報道陣に公開した。仮駅舎は来年春の利用開始を予定する。

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 仮の北口駅舎は平屋で、現駅舎から約80メートル北側に建設中。南口駅舎やホームにつながる渡線橋の工事も進む。いずれも22年春から利用を始める見込み。

 現在ある4本の線路の北側には、仮の線路を敷設中。23年春には山陽線、呉線の上り線が仮線路での運行を始める。25年ごろには全ての列車が仮線路を走るようになり、使わなくなった現在の線路部分を高架化していく。

 連続立体交差事業では、広島市南区と安芸区、府中町、海田町を通る計5・1キロの線路を高架化する。計16カ所の踏切を撤去し、渋滞緩和や安全性の向上を図る狙い。向洋駅周辺の工事区間(2・0キロ)はI期工事と位置付け、6月下旬に本格着手した。完成目標は30年春ごろ。仮駅舎や南口駅舎は取り壊され、橋上駅となる。

 海田市駅(海田町)を含む残る3・1キロがII期区間となる。27年ごろ着工し、全区間の工事完了は37年ごろの見通し。I期、II期を合わせた総事業費は915億円を見込む。

 地元では、朝夕の通学・通勤時間帯を中心に、踏切の遮断による渋滞が長年の課題。この日、工事現場を報道陣に公開したJR西日本の広島工事所の前田友章所長は「地元の方の理解を得ながら工事を進め、線路で分断されていた地域の一体化と活性化に寄与したい」と話していた。(二井理江)


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