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出雲・神戸川の築堤工事で地盤沈下、164軒傾き・亀裂 両岸宅地に影響

2021/12/6 21:25
地盤沈下のため、欄干が約60センチずれた出雲市西園町の妙見橋

地盤沈下のため、欄干が約60センチずれた出雲市西園町の妙見橋

 島根県東部の斐伊川放水路事業による出雲市の神戸川の築堤工事の影響で、同市西園町や大島町の川沿い約7・9キロにわたって地盤沈下が発生し、少なくとも家屋など164軒の傾きや外壁の亀裂などが確認されている。想定よりも地盤が弱く、堤防が沈み込んだことが原因で、事業を担う国土交通省は今月中旬から約260億円かけて対策工事を始める。

 国交省出雲河川事務所によると、被害は神戸川下流の右岸4・9キロ、左岸3キロの一帯。西園町の妙見橋では基礎が約60センチ沈み、欄干に段差が生じている。周辺の家屋には、住宅の基礎部分のコンクリートにひびが入っている。近くに住む農業男性(62)は「沈下が続いており、なかなか修理に踏み出せなかった。しっかりとした地盤となる対策をしてほしい」と願う。

 地盤沈下は2002年に初めて確認し、14年から調査を始めた。今年3月になって、地中深くに想定以上の柔らかい粘土層があり、地盤沈下が生じる要因と特定した。

▽工事費のうち43億円は県負担
(ここまで 426文字/記事全文 978文字)

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