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福山で鳥インフルか 養鶏場1カ所、簡易検査で陽性

2021/12/7 0:01

 福山市の養鶏場で鶏が相次いで死に、鳥インフルエンザの簡易検査で陽性になったことが6日、複数の関係者への取材で分かった。7日未明に判明するPCR検査の結果で致死率の高い高病原性と確定すれば、中国地方5県では今季初の発生となる。

【続報】広島県福山市の養鶏場で鳥インフル確認 PCR検査で「H5亜型」

 複数の関係者によると、市内の養鶏場1カ所で数十羽が死んでいるのが見つかり、養鶏場から広島県へ通報があったという。簡易検査で陽性となっても、遺伝子検査で陰性だった事例は各地である。県はPCR検査で高病原性と確定すれば、速やかに対策本部を開き、防疫とまん延防止対策を急いで進めることになる。

 高病原性鳥インフルエンザは昨年12月、三原市の養鶏場で確認された。国内で79年ぶりに発生した2004年1月以降で、県内初の事例だった。県は当時、発生元と近くにある系列の2カ所の養鶏場で計約13万7千羽を殺処分。発生場所から半径3キロ以内では鶏や卵の移動を、3キロ超10キロ以内では出荷などの搬出を、それぞれ一定期間制限した。

 国内の農場や飼育施設では今季、秋田、鹿児島、兵庫、熊本、千葉の各県で発生が確認されている。秋田、鹿児島両県での発生を受け、広島県は11月15日、関係団体と連絡会議を開催。養鶏農家への注意喚起と速やかな情報共有をすると確認していた。県内には100羽以上を飼う養鶏場が97カ所ある。(松本輝)

 <クリック>鳥インフルエンザ A型インフルエンザウイルスによる鳥の病気。渡り鳥がウイルスを運び、ふんや死骸を通じて広がると考えられている。高病原性に感染すると多くが死ぬ。人に感染するのはまれとされるが、海外では市場などで感染した鳥やふんと濃厚接触し、人が感染したとする報告もある。ただ、国内では防疫措置や施設の消毒が徹底されており、通常の生活では人が感染する可能性は低いとされている。

備後の関係者緊張 福山で鳥インフル疑い 風評被害に懸念の声も


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