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朝夕の国道54号渋滞 可部線(緑井−可部間)復旧めどたたず

2014/8/22 10:41

渋滞が続く安佐南区八木の土砂災害現場近くの国道54号(21日午後6時25分)

 土砂災害の影響で、JR西日本広島支社は21日、現場や近くを走る可部線の緑井―可部間の運転を終日見合わせた。現場に近い広島市安佐南区八木地区一帯の国道54号は朝夕の通勤・通学時間帯に渋滞。物流に遅れが生じ、回り道をするドライバーもいた。

 八木地区の国道54号は上下とも片側3車線のうち1車線が緊急車両でふさがれた。むき出しになった山肌や救助現場を遠巻きに眺めるドライバーの影響もあり、車の流れは滞った。

 同日夕、国道54号を避けてコンビニ店に飲料水を届けた物流会社の男性従業員(38)は「交通量が普段より明らかに多い。会社は道が混むと予想し、店着が遅れないよう臨時便を用意して対応している」と話した。

 会社帰りに車でスーパーに立ち寄った八木4丁目、会社員上元光男さん(56)は「普段は10分あれば可部(安佐北区)の会社から家まで着く。きょうは40分かかった」と渋い表情で語った。

 一方、広島バスセンター(中区)には、慣れないバス通勤をする人の姿もあった。普段はJR可部線を利用する安佐北区大林1丁目、会社員川尻直人さん(44)は「広島駅まで行ける電車が通勤には便利。一日も早く復旧してほしい」と願っていた。

 この日は芸備線の三次―広島間も終日運休した。

 JR西日本広島支社によると、可部線の緑井―可部間は復旧のめどがたっておらず、22日も始発から運転を見合わせる。芸備線は始発から運転を再開する見込みという。


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