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土砂災害の頻発地帯 昭和初期までの安佐南区山本地区

2014/8/22 10:42

写真帖を手に旧山本村の水害を語る村越さん

 ▽住民「もう被害ないと…」

 男児2人が土砂の犠牲となった広島市安佐南区山本地区。1926年にも豪雨による山からの土石流で死者24人を出すなど、昭和初期までは土砂災害の頻発地帯だった。河川の改修工事などが進み「もう被害に遭うことはないと思っていたのに」と住民は唇をかむ。

 山本地区はすぐ背後に火山(488メートル)、丸山(457メートル)が連なる。山のもろい地盤は豪雨時、土石流や土砂崩れを生んだ。旧山本村時代の1905(明治38)年、26(大正15)年、28(昭和3)年に死者や物的被害を伴う土砂災害を招いてきた。

 村が26年の災害状況を写真にまとめた「山本村水害写真帖」によると、一晩に340ミリの雨量を記録。24人が死亡、家屋21戸が流出した。その惨状を「山津波」と記載。土砂や押し流されてきた巨岩で壊滅的な被害を受けた地区の様子を残す。

 住職やお年寄りに聞き取り調査をし、郷土史にまとめた村越幸三さん(90)=同区山本7丁目=は「今回も異常な雨量で一気に山が崩れたのだろう。28年の災害以降は大きな被害もなかったのに」と男児2人の犠牲に肩を落としていた。(井上龍太郎)


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