• トップ >
  • トピックス >
  • 衆院10増10減に不満噴出 自民調査会「地方切り捨てられる」

トピックス

衆院10増10減に不満噴出 自民調査会「地方切り捨てられる」

2021/12/16 22:47

自民党の選挙制度調査会であいさつする逢沢会長(奥右)

 自民党の選挙制度調査会は16日、「1票の格差」是正に向けた衆院小選挙区の定数改定を議論した。2020年国勢調査の確定値公表を受けて総務省が「10増10減」の試算を示したことに対し、出席議員から「地方の声が切り捨てられる」との懸念や、増減規模の縮小を求める声が出た。

 衆院選挙制度改革の一環で、総務省は人口比を正確に反映しやすい議席配分方法「アダムズ方式」を適用。東京など首都圏4都県が計9増、愛知が1増となる一方、広島、山口、岡山など10県は各1減。比例代表ブロックでは東京2増、南関東1増、中国、東北、北陸信越で各1減となる。

 1時間にわたる非公開の会合後、逢沢一郎会長(岡山1区)が取材に応じた。大都市圏以外の議員から「地方の声が届きにくくなることは国益に反する」「後援会員から反対の声が強い」と不満が噴出。一部で取り沙汰されている「3増3減」「3増0減」を提案する意見も出たという。

 逢沢氏は「自公の議員立法で成立させた新しい仕組みで選挙を行うのが筋論としてはあるべき姿だ」として現時点で代替案を検討する考えがないと強調。「議員の意見を聞き、何ができるか考えたい」とも述べた。

 有識者らでつくる衆院選挙区画定審議会(区割り審)は10増10減に基づき22年6月25日までに新たな区割り案を首相に勧告。政府はこれを反映した公選法改正案を国会に提出する予定でいる。区割り審の川人貞史会長(帝京大教授)は7月の記者会見で、国会議員から注文や指摘を受けることは想定せず、都道府県知事へのヒアリングなどで公平性を保つ考えを示している。(中川雅晴)

【関連記事】

安倍氏vs林氏の緊張感 山口県の衆院選小選挙区1減の可能性

広島・山口・岡山、衆院小選挙区は各1減に 計15都県で「10増10減」、総務省が試算

「河村建夫先生に恩返しを」 参院比例目指す長男建一氏に自民閣僚経験者らが応援約束 二階氏は…

河村氏引退の陰に安倍氏 山口県内、定数1減へ火種【乱世の夜明け 衆院選回顧】<上>3区問題で分断


  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

トピックスの最新記事
一覧