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福山明王台殺人、無罪主張へ 被告側、自白調書巡り争う姿勢

2022/1/8 0:01

竹森幸三被告

 2001年2月、福山市明王台5丁目の主婦=当時(35)=が自宅で刺殺された事件で、殺人と住居侵入の罪に問われた無職竹森幸三被告(67)=同市西新涯町1丁目=が、広島地裁で開かれる裁判員裁判で無罪を主張する方針であることが7日、弁護人への取材で分かった。竹森被告は「やった記憶はない」と事件への関与を否定しているといい、自白調書の任意性を争うという。

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 竹森被告は、事件発生から20年8カ月後の21年10月25日、殺人容疑で広島県警に逮捕された際、容疑を否認。捜査関係者によると、取り調べで「事件当日に主婦方へ行き、トラブルになって刺した」と関与を認めた。金目的との趣旨の供述もし、殺意は否認したという。弁護人によると、竹森被告は「取り調べで『覚えていないわけがない』と言われ続けた。どうでもいいと思って認めた」などと説明しているという。

 弁護人は「自白調書の取り方が不適切だったのではないか」と指摘。竹森被告の逮捕の決め手になったとされるDNA型鑑定の結果について証拠能力を争うことも検討している。

 竹森被告の裁判員裁判の公判日程は未定。今後、検察、弁護側と地裁の打ち合わせや公判前整理手続きを経て決まる。

 捜査関係者によると、別事件の任意捜査で竹森被告から採取したDNA型と、現場にあった犯人のものとみられる血痕から検出された型が一致し、21年10月上旬、竹森被告が捜査線上に浮上した。起訴状などによると、竹森被告は01年2月6日、主婦方に玄関から侵入し、果物ナイフで腹を刺すなどして主婦を殺害した疑い。

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