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土砂直撃、お堂泥まみれ 安佐南の毘沙門堂、天井絵など一変

2014/8/28 10:29

大量の土砂が流れ込んだ毘沙門堂(27日午後2時35分、広島市安佐南区緑井町)

 地域に親しまれ、多くの観光客も訪れる広島市安佐南区緑井町の権現山毘沙門堂が土砂で被災し、風情ある姿が一変した。来年、建立950年を迎える住民の心のよりどころ。31日から復旧作業に取り掛かる。

 お堂に面する山が崩れて直径約3メートルの巨岩や大量の土砂、流木が直撃。柱が折れ、きらびやかな天井絵や白壁は泥まみれに。境内は休憩所や堂務所にも泥が堆積した。総代長の中野悦夫さん(67)=安佐南区緑井3丁目=によると、本尊の毘沙門天像はお堂内の金庫に保管してあり、無事という。

 毘沙門堂は1065年、行基作という毘沙門天像を安置して始まった。家内安全や商売繁盛を願う参拝者が多く、本尊を開帳する年1回の「初寅(とら)祭」は約2万人でにぎわう。普段、住職はおらず、清掃やさい銭の管理は22人の総代が担っている。

 参道の掃除から復旧作業を始める。中野さんは「大切に守ってきた地域のためにも、復興しないといけない」と話している。募金も検討するという。(久保友美恵)


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