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梅林小、8日から授業 広島市内最大の避難所

2014/9/6 0:22

 広島市教委は5日、広島土砂災害で市内最大の避難所となっている安佐南区の梅林小で、8日に授業を始めると発表した。発生17日目のこの日、同小の避難者の一部が、新たに避難所となった同区の広島共立病院の旧病棟に移るなどしたため。一方、警察や消防、自衛隊は計約2300人態勢で、行方不明者2人の捜索を続けた。

 梅林小の夏休み明けは当初8月29日を予定。避難所となった他の市立小が授業を始める中、最後まで開始日が決まっていなかった。市教委によると、残る避難者には体育館に移ってもらうなどして教室を確保。登下校時も教職員や保護者が見守る態勢を整えた。

 同小では朝から、避難者が身の回りの荷物をまとめ、教室を掃除。午後からバスやマイカーで2・7キロ南西にある広島共立病院に移った。

 5日午後9時の時点で、市は安佐南区梅林、八木両地区の計981世帯2516人を対象に避難勧告を継続。すでに勧告を解除した地区も含めて計11カ所に354世帯710人が避難している。うち梅林小は161世帯273人、広島共立病院は11世帯22人。

 この日は、雨で活動を中止していた安佐南、安佐北両区の災害ボランティアセンターが、2日ぶりにボランティアを被災者の自宅などに派遣した。

 広島土砂災害では、これまで72人の死亡が確認されている。市災害対策本部によると、行方不明になっているのは、いずれも八木3丁目の大屋弘子さん(67)と西田末男さん(63)。広島県警などは2人の自宅周辺で捜索を続行。西田さんは川に流された可能性もあるとして、ヘリコプターから太田川付近も調べている。


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