トピックス

避難者の実数発表と差 広島市、退所報告

2014/9/9 9:56

 広島土砂災害の避難所10カ所の一部で広島市が発表する避難者数と実際に滞在する人数が大きく異なっている。市側が退所時に報告を明確に求めていないため。市は「被災者支援に不具合を生じていない」として、公表基準は当面見直さない方針。

 安佐南区の梅林小では、市が7日午後9時現在で公表した避難者数は242人。避難所が消灯時間の午後11時前後に宿泊者数を数えたところ、22人だった。避難者数が267人と最多の同区の佐東公民館の実数は59人だった。

 市は、入退時にそれぞれ専用の名簿に記名を求め、二つの名簿を突き合わせて避難者数を集計している。ただ、退所時の名簿の記入は、強制力はない。このため、入所名簿上に記載があっても、実際は別の場所で生活している人がいるという。

 市は「いつでも避難所に戻れるよう、登録したまま出て行く人もいる」と説明。弁当の支給時間に避難所を訪れる人も少なくないという。

 市の発表によると8日午後6時現在、10カ所に323世帯642人が避難している。


この記事の写真

上記の写真をクリックすると拡大して表示されます。

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

広島土砂災害の最新記事
一覧

  • 3市6小学校区の基礎調査公表 土砂災害防止法で広島県 (6/30)

     広島県は土砂災害防止法に基づき、広島、尾道、三次の3市の計6小学校区での基礎調査の結果をまとめた。 西区山田▽安佐北区久地▽佐伯区湯来西▽尾道市旧田熊▽三次市甲奴、小童―の各小学校区。崖崩れと土石流...

  • ひょっとこ踊り、地域に元気 八木の60〜80代 (6/21)

     2014年の広島土砂災害の被災地、広島市安佐南区八木地区で、地域に笑いを届けようと活動するグループがある。60〜80代でつくる「八木ひょっとこ踊り同好会」。昨年2月に結成し、近頃は地域外にも出向いて...

  • 土石流センサー改良し運用再開 安佐南区 (6/9)

     国土交通省太田川河川事務所は8日、5月に3度の誤作動を起こした広島市安佐南区八木町の土石流警報装置(ワイヤセンサー)の改良作業を終え、運用を再開した。通信線の1カ所に小動物がかんだとみられる傷が確認...

  • 土砂災害に備え避難訓練 緑井の自治会、経路確認 (6/4)

     2014年の広島土砂災害で11人が亡くなった広島市安佐南区緑井7丁目の八敷地区で3日、避難訓練があった。地元住民でつくる自治会「八敷福祉会」の主催。参加者約150人が避難所までの経路を確認した。 午...

  • 防災と復興、思い一つに 広島市安佐南区で集い (5/31)

     広島県と広島市は30日、土砂災害防止県民の集いを広島市安佐南区の区民文化センターで開いた。2014年8月の広島土砂災害の被災地で災害に強いまちづくりに取り組む住民組織の活動発表などがあり、市民たち約...