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湯崎知事、両陛下に現状報告

2014/9/13 9:57

 広島県の湯崎英彦知事は12日、皇居で天皇、皇后両陛下と会い、広島市の土砂災害の被害状況や復旧作業の現状を報告した。湯崎知事によると、両陛下は被災者へのお見舞いや、災害対策に当たっている関係者に対するねぎらいの言葉を述べられたという。

 湯崎知事は、被災前と被災後を比較した写真や、災害が起きたメカニズムを検証した中国新聞の特集記事などを使い、被害状況や局地的な集中豪雨について説明した。

 陛下は、15年前に広島県で起きた豪雨災害を踏まえ、再び大規模災害が発生したことや最近の気候変動について心配されていたという。両陛下は「夏だったから暑かったのでは」などと被災者を気に掛け、捜索活動や復旧作業を続けている関係者も含めて「健康に留意してほしい」と気遣われた。

 説明は1時間弱にわたり、予定を15分程度延長した。両陛下が広島市を訪れて被災者を見舞われる方向で宮内庁が検討していることに関しては話題に上らなかったという。

 両陛下は災害を受け、8月に予定していた長野・軽井沢と群馬・草津での静養を取りやめた。湯崎知事は「両陛下から多くの質問をいただいた。被災者に寄り添っておられ、ありがたいと感じた」と話していた。

 また、湯崎知事はこの日、官邸に安倍晋三首相を訪ね、国の支援に謝意を伝えた。太田昭宏国土交通相たちとも面会し、砂防ダムの緊急整備の予算確保などをあらためて要望した。(城戸収)


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