トピックス

広島市が復興部署 土砂災害再整備を担当へ

2014/10/7 8:47

 広島市の土砂災害で、市が被災地の復興を進めるための部署を設ける方針を固めたことが6日、分かった。住宅や道路、水路などインフラの再整備を一体的に考え、年内にまとめる復興計画案を練る。応急復旧完了の目標としてきた、災害発生から1カ月半が過ぎ、災害に強い街づくりへ本腰を入れるという。

 市都市整備局に、近く復興と街づくりを所管する担当課長をはじめ職員7人程度を配する。甚大な被害に遭った安佐南、安佐北両区の被災地域ごとの復興計画案を作る。市は被災地で当面の生活再建にめどがたった段階で、本格復興を担う「本部」設置も視野に入れており、担当部署が事務局を担うとみられる。

 松井一実市長は1日の記者会見で「安全な市民生活を取り戻す観点から、ハード、ソフト両面で全体ビジョンを描いて示したい」と述べていた。インフラの再構築に当たっては、災害時に安全に避難できるルートの確保も重視する方針だ。

 市によると、今月1日時点で、道路に流れ込んだ土砂を99%撤去。宅地は安佐北区でほぼなくなり、安佐南区では約8割を取り除いた。最大2662世帯が断水していた水道は全て復旧した。下水道は6日までに被災地区の管路延長64キロのうち63・6キロを調査し、土砂が詰まるなどの被害が判明した48カ所すべての復旧・仮復旧を終えたという。


  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

広島土砂災害の最新記事
一覧

  • 3市6小学校区の基礎調査公表 土砂災害防止法で広島県 (6/30)

     広島県は土砂災害防止法に基づき、広島、尾道、三次の3市の計6小学校区での基礎調査の結果をまとめた。 西区山田▽安佐北区久地▽佐伯区湯来西▽尾道市旧田熊▽三次市甲奴、小童―の各小学校区。崖崩れと土石流...

  • ひょっとこ踊り、地域に元気 八木の60〜80代 (6/21)

     2014年の広島土砂災害の被災地、広島市安佐南区八木地区で、地域に笑いを届けようと活動するグループがある。60〜80代でつくる「八木ひょっとこ踊り同好会」。昨年2月に結成し、近頃は地域外にも出向いて...

  • 土石流センサー改良し運用再開 安佐南区 (6/9)

     国土交通省太田川河川事務所は8日、5月に3度の誤作動を起こした広島市安佐南区八木町の土石流警報装置(ワイヤセンサー)の改良作業を終え、運用を再開した。通信線の1カ所に小動物がかんだとみられる傷が確認...

  • 土砂災害に備え避難訓練 緑井の自治会、経路確認 (6/4)

     2014年の広島土砂災害で11人が亡くなった広島市安佐南区緑井7丁目の八敷地区で3日、避難訓練があった。地元住民でつくる自治会「八敷福祉会」の主催。参加者約150人が避難所までの経路を確認した。 午...

  • 防災と復興、思い一つに 広島市安佐南区で集い (5/31)

     広島県と広島市は30日、土砂災害防止県民の集いを広島市安佐南区の区民文化センターで開いた。2014年8月の広島土砂災害の被災地で災害に強いまちづくりに取り組む住民組織の活動発表などがあり、市民たち約...