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避難勧告の大半解除 安佐南区八木・緑井、残りは16世帯

2014/10/18 9:28

 広島市は17日午後3時、土砂災害で安佐南区八木、緑井地区に出していた避難勧告を、ほぼ全域で解除した。残る地域は、八木8丁目の一部で16世帯42人。ただ、土石流が流れ込むなどした八木3丁目の広島県営緑丘住宅については、存廃を判断する調査を進めているため、県は入居者に戻らないよう求めている。

 解除したのは八木3、4丁目と緑井7、8丁目の全街区と、八木8丁目の30、33番街区で、対象は計404世帯987人。道路や河川、水路の土砂搬出を終え、避難路の安全も確保できたと判断した。国と県、市による安佐南、安佐北両区の応急復旧工事は9割超が完了したという。

 避難勧告が続くのは八木8丁目の31、32番街区。市は道路や河川の土砂撤去を進め、12月下旬までの解除を目指す。

 一方、入居者2人が亡くなった八木3丁目の県営緑丘住宅の全9棟(計113世帯242人)については、被害程度や強度の調査が12月下旬までかかる見通しという。

 8月20日に発生した土砂災害で、市は安佐南、安佐北両区の計6万8813世帯16万4108人を対象に避難指示・勧告を発令。最も多い時で、両区の17施設に計986世帯2346人が避難していた。今月16日午後10時の時点では、安佐南区の3施設に計20世帯37人が身を寄せていた。(和多正憲)


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