地方経済

人工心肺装置、増産へ JMS、連休中に 受注19年の3倍

2020/4/27
受注が増えている人工心肺装置を説明する前田部長

受注が増えている人工心肺装置を説明する前田部長

 医療機器製造のJMS(広島市中区)が人工心肺装置の販売を伸ばしている。3月中旬以降の受注は昨年の3倍に達し、大型連休中の増産を決めた。新型コロナウイルスの感染者が多い首都圏の病院で不足しており、対応を急ぐ。

 ECMO(エクモ)と呼ばれる症状が重い人向けの装置で、人工呼吸器を使っても呼吸が難しい場合に使われる。血液をいったん体から抜き出して二酸化炭素を取り除き、酸素を入れて体に戻す。出雲工場(出雲市)で製造する血液を循環させる遠心ポンプや血液の温度を調節する機器を、他社の製品と組み合わせて販売する。消耗品のチューブや遠心ポンプなどの販売も昨年の2〜5倍になっている。

 出雲工場は、休む予定だった大型連休の一部に稼働させる。治療デバイス開発部の前田裕之部長は「医療現場を停滞させない使命がある。医療従事者を支える」と話す。(東谷和平) 


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