地方経済

天満屋八丁堀ビルの解体先送り 広島、21年9月以降に

2020/4/28
解体が2021年9月以降に延期された天満屋八丁堀ビル

解体が2021年9月以降に延期された天満屋八丁堀ビル

 百貨店の天満屋(岡山市北区)は28日、広島市中区胡町にある天満屋八丁堀ビルの解体計画の時期を1年先送りし「2021年9月以降」にしたと明らかにした。現在は家電量販店などが入る複合商業ビル。市中心部の一等地で、跡地活用の検討に時間がかかると判断したとみられる。

 これまでの計画は「20年9月以降」だった。天満屋は「1年の解体延期は事実。その後の活用に関して決定事項はありません」としている。延期の理由は明らかにしなかった。

 一帯の紙屋町・八丁堀地区は18年10月、国から都市再生緊急整備地域に指定された。周辺ではオフィスビルやホテルの建設が相次ぎ、再開発の機運が高まっている。一帯の動きを見極める考えとみられる。

 八丁堀ビルは地上11階、地下1階。百貨店として1954年5月に開店し、増築を重ねて73年に現在の形になった。12年3月に百貨店が閉店後、複合商業ビルに転換した。現在は家電量販店のヤマダ電機やカジュアル衣料品店のユニクロ、大型書店の丸善広島店などが営業している。周辺には百貨店や金融機関が立ち並ぶ。

 81年以前の旧耐震基準で建築された。震度6強以上の地震で「倒壊または崩壊する危険性が高い」として、市が17年に公表した22施設に含まれた。(筒井晴信)


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