地方経済

マツダ、生産調整を6月末まで再延長 減産ペースは緩和

2020/5/20
生産調整を再延長する本社宇品工場(手前)

生産調整を再延長する本社宇品工場(手前)

 マツダは20日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う生産調整を6月末まで再延長すると発表した。世界で需要の落ち込みが続いているため、対応する。海外を含めた4月から3カ月間の減産規模は、昨年の実績に比べ約23万台に拡大する。減産のペースは5月よりは緩やかになる。

 本社宇品工場(広島市南区)と防府工場(防府市)は引き続き夜間の操業を休止する。ただ、昼を含めて終日休業する生産ラインはなくす。海外の完成車工場は6月、タイが12日間休業する。メキシコは休止日を追加せず稼働率を抑える。

 4拠点の6月の生産台数は約5万1千台と昨年の半分を見込む。4月は1万台、5月は2万台の予定で4〜6月は計8万1千台となる。昨年の30万7621台に比べ7割強減る。業績の悪化は避けられない見通しだ。

 ウイルスの感染拡大で自動車の販売環境は世界的に厳しくなった。6月も感染拡大前の状況に戻るのは難しい。マツダの生産調整の長期化は、部品メーカーの経営など地域経済に広く影響しそうだ。

 一方、休業していた欧米のマツダ車販売店は相次いで再開している。マツダの在庫はピークの3月に1年前より約4万5千台多かったが、この日時点で約1万6千台減ったという。

 生産調整は3月末、1カ月の予定で始め、需要の低迷が続いたため5月末までに延ばした。マツダは生産調整に当たり、人員整理をしない方針を示している。(井上龍太郎) 

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