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【マツダ100年 作品中の名車】孤高の魂、若者を魅了 漫画「頭文字(イニシャル)D」のRX―7

特集・関連記事2020/5/25 23:51
主人公の藤原拓海が乗ったトヨタ自動車「86(ハチロク)」(奥)と競う、高橋涼介のRX―7(頭文字D しげの秀一 講談社)

主人公の藤原拓海が乗ったトヨタ自動車「86(ハチロク)」(奥)と競う、高橋涼介のRX―7(頭文字D しげの秀一 講談社)

 ▽REで大排気量車制す

 「オレはロータリーエンジン(RE)の(中略)マイナーさゆえの孤高のスピリッツが好きなんだ」。主人公の藤原拓海とのカーレースに臨んだ高橋涼介が、愛車のRX―7への思いをこう語っている。

 RE車はマツダだけが実用化を果たした。地方に拠点を置き、自らを「スモールプレーヤー」と称しながら技術を磨くマツダの車づくりを的確に表現した言葉だ。

 小型ながら走行性能に優れたREを武器に、排気量の大きい車を抜き去ることへの魅力を語る涼介。弟の啓介もRX―7に乗る。拓海は彼らと競う中で成長していく。

 週刊ヤングマガジンでの連載は1995〜2013年。作者のしげの秀一さんが描いた「孤高の魂」は、若者たちの心に響き続けている。

 宮城県東松島市の中学1年小俣渓志郎君(13)もその一人。小学3年でこの漫画に触れ「他の車とは違う特別なエンジン」に魅了された。地元の子ども記者の活動でREを描いたキーホルダーを考案し、販売した。

 その縁で昨年夏、マツダ本社に招かれた。助手席で体感したRX―7の走りは「静かで加速のよさは想像以上。技術者の努力が詰まった車だ」。自らハンドルを握る日に憧れを募らせている。(村上和生)

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