地方経済

マツダEVのMX―30、国内はガソリンエンジン車を先行発売 年内計画

2020/6/5
マツダが昨年10月の東京モーターショーに出展したMX―30

マツダが昨年10月の東京モーターショーに出展したMX―30

 マツダが、初の量産電気自動車(EV)として欧州で今秋売り出す新車種MX―30を、日本ではガソリンエンジン(GE)車として年内の発売を計画していることが4日、分かった。最近のマツダ車にないデザインの車をEVより安く出し、販売を下支えする狙いとみられる。EVとしての販売も検討しており、同じ車種でガソリン車とEVをそろえる珍しい取り組みとなりそうだ。

 MX―30は昨年10月、EVとして発表した。新しい車種の企画を始めた後にEV化の構想が浮上したという。モーターと電池を載せるEV、内燃機関と燃料タンクを取り付けるGE車を、車の構造を大きく変えずに造り分ける。

 マツダは「マルチソリューション(複数の解決策)を前提に開発している。詳細は適切な時期に説明する」としている。ディーゼルエンジンを載せる予定は現時点ではないようだ。

 MX―30はスポーツタイプ多目的車(SUV)の5人乗りで、現行では国内5車種目のSUVとなる。サイズはCX―30とほぼ同じで観音開きの4ドア。デザインテーマ「魂動」を維持しつつも、グリルやドアなどは、外観が似通った既存車種とは一線を画する。

 マツダは今年、全面改良の予定がない。消費税増税や新型コロナウイルスで市場が低迷する中、得意分野のSUVでアピールを強める。

 EVは電池の調達コストが高く、車両が割高になる。MX―30の価格はドイツで3万3990ユーロ(約410万円)。欧州は来年から二酸化炭素(CO2)の排出規制が強化されるため、EVの導入を急ぐ事情がある。(井上龍太郎) 

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