マツダ100年 車づくりと地域

【マツダ100年 作品中の名車】大改造なしで特撮に 「帰ってきたウルトラマン」のコスモスポーツ

特集・関連記事2020/6/5 23:01

 ▽怪獣攻撃隊員乗り込む

 白い車体にVの字を描くように赤い線が輝いていた。怪獣攻撃隊のパトロール車「マットビハイクル」は、マツダが東洋工業時代に出したコスモスポーツだ。1971〜72年にテレビ放送された人気特撮劇で、ウルトラマンに変身する前の郷秀樹隊員たちが乗り込んだ。

 「自分たちの世代にとって、コスモスポーツと言えばウルトラマン」。高松市の公務員国方卓さん(52)は同車が発売された67年生まれ。幼い頃からこの車とウルトラマンの両方に憧れていた。車は20代後半で入手。この25年間で7台買った。うち1台をマットビハイクル仕様に塗装して、15年ほど乗り続けている。

 コスモスポーツ発売40周年だった2007年。マツダ本社での記念の催しで愛車を展示した。その後も広島県内でたびたび披露。ロータリーエンジン車の生みの親、山本健一元社長とも親交を深めた。

 「コスモ」は宇宙を意味する。「そのイメージ通りの車。大きな改造なしに特撮用の車として通用した」。魅力を語る言葉は尽きない。

 ウルトラシリーズとマツダの関わりは続いた。80〜81年放送のウルトラマン80は、パトロール車がサバンナRX―7だった。後のヒーロー劇やアニメにも次々と登場。09年公開のアニメ映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版‥破」では劇中にコスモスポーツが描かれた。(村上和生)

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