地方経済

国内生産80万台割れも マツダ20年度、18年ぶり低水準

2020/6/20
マツダ本社

マツダ本社

 マツダの2020年度の国内生産は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界的な需要の後退を受けて前年度を2割程度下回り、80万台を割り込む公算が大きいことが19日、分かった。現時点では米フォード・モーター傘下だった02年度以来、18年ぶりの低水準となりそうだ。フル生産へ戻るのは第4四半期(21年1〜3月)になる見通し。

 4月の国内生産は1万1706台と昨年より86%減り過去40年で最少だった。5、6月も減産が続き、第1四半期(4〜6月)は平時の1カ月分にとどまるもようだ。

 マツダは7月から、本社宇品(広島市南区)と防府(防府市)の両工場で夜間操業を再開して減産を緩める方針。ただ、関係者によると稼働率は7〜9月で8割半ば、10〜12月で9割の想定。フル生産への復帰は来年1〜3月を見込んでいるという。

 国内の年産能力は98万5千台。稼働率の想定から単純に計算すると本年度の生産台数は75万台前後となり、部品メーカーとの協業を念頭にマツダが堅持してきた85万台の「最低ライン」は達成が難しくなる。

 マツダの国内生産は18年度に101万台と11年ぶりに100万台を上回り、19年度は97万1千台だった。本年度の生産計画や業績予想は「未定」としている。需要が持ち直せば、残業や休日操業で生産を上積むとみられる。(井上龍太郎) 

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