地方経済

マツダが感染対策強化 従業員のコロナ確認 部品メーカーも警戒

2020/7/29 23:33
マツダ本社宇品工場(広島市南区)

マツダ本社宇品工場(広島市南区)

 マツダで初めて従業員の新型コロナウイルス感染が確認された29日、同社や協力部品メーカーに緊張が走った。マツダは生産調整を今月末で終え、8月から約4カ月ぶりに通常の操業に戻そうとしている。関係者は警戒を強め、さらに感染が広がらないよう対策を強めた。

【グラフ】中国地方の新型コロナウイルス感染確認者数


 マツダによると、感染したのは本社宇品地区(広島市南区)の従業員で、部門は公表していない。27日まで勤務し、28日のPCR検査で陽性と分かった。「感染によって業務に支障が出ないよう調整している」と説明した。本社宇品工場(南区)は29日、予定通り操業した。

 今月、感染者が再び増えたのを受け、マツダは17日に対策を強めた。国内出張を控え、人が密集するイベントの参加自粛なども従業員に求めていた。さらに29日は、社用の外出や出張を8月10日まで禁止した。会議やイベントなど外部と接触する業務も中止か延期と決めた。製造部門の30代男性は「マスクの着用と消毒を心掛ける。感染者をさらに出さないようにしたい」と気を引き締めた。

 市内の部品メーカーの社長は「他の自動車会社でも出ている。時間の問題だと思っていた」と打ち明ける。従業員に対し29日、マスクの着用や大人数での会食の自粛をあらためて求めた。市内の別の部品メーカー役員は「悪いのは、感染した従業員ではなくウイルスだ。感染予防に努める」と強調。従業員にこまめな手洗いを徹底させる。(井上龍太郎、東谷和平) 

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