地方経済

米マリオットなど世羅にホテル 道の駅そばに宿泊特化型、22年春以降

2020/7/30 22:55
全国の道の駅周辺で建設を進めるホテルの外観イメージ

全国の道の駅周辺で建設を進めるホテルの外観イメージ

 米ホテル大手マリオット・インターナショナルと積水ハウス(大阪市)は30日、広島県世羅町など全国11カ所の道の駅周辺にホテルを建設すると発表した。訪日外国人客などの需要を見込む。2022年春以降の開業を目指す。中国地方では、シェラトングランドホテル広島(広島市東区)に続くマリオットブランドのホテルになる。

 11カ所のうち、世羅町のほか中国地方に建設計画があるのは津山市と真庭市。世羅と津山は3階建て78室、真庭は4階建て99室を予定する。価格は1室2人利用で計1万〜1万5千円を想定。建設地の取得や調整を進めている。

 世羅町は道の駅を玄関口に、花や果物の観光農園など豊かな自然がある。積水ハウス広報部は「新幹線が止まる福山市から車で1時間程度で訪れることができ、山陰方面や瀬戸内エリアも観光ができる立地などを評価した」とする。

 内装はシンプルさを追求。地域で購入した産品などを料理できる共同のキッチンスペースを設ける。食事は原則提供しない。ホテルの建設は積水ハウスが担い、運営は同社の子会社がマリオットに委託する。

 両社は外国人客たちが地方の食や文化などに親しむ「宿泊特化型」をコンセプトに、道の駅周辺にホテルを建設するプロジェクトを展開している。第1弾として、年内に京都や栃木など4府県8施設の開業を予定。25年までに25道府県で開業し、計約3千室規模を目標にする。

 新型コロナウイルスによる需要の落ち込みなども懸念されるが、積水ハウスは「国内の観光は将来性がある。地域と一体となって日常から離れた空間を提供し、近場からの旅行も促したい」と話している。(神下慶吾)


この記事の写真

  • ホテル建設計画がある道の駅世羅の臨時駐車場(手前)。奥は道の駅世羅

上記の写真をクリックすると拡大して表示されます。

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日の経済ニュースの記事
一覧