地方経済

広島市中区・本通り商店街に地ビール醸造所 地元素材で9月初商品

2020/8/5 22:26
ワーソップさんが様子を確かめる仕込み釜(広島市中区)

ワーソップさんが様子を確かめる仕込み釜(広島市中区)

 中国地方最大の商店街、本通り商店街(広島市中区)に5日、クラフトビールの醸造所が初めてオープンした。同種の醸造設備としては市内で最大規模。広島の素材にこだわったオリジナル商品を造る。近く仕込みを始め、9月半ばに本通り産ビールの第1弾が完成する。

 名前は「ヒロシマネイバリーブリューイング」。市内でクラフトビール専門の飲食店を営む会社が新設したカナデル(同)が運営する。2階に置いた500リットル入る仕込み釜で麦汁をつくり、配管で1階のタンクに移して発酵熟成させる。部屋はガラス張りで作業の様子を商店街から見ることができる。

 ビール造りは米国出身のワーソップ・カールさん(37)が担う。「初仕込みでは三原市の梶谷農園のハーブを加えたホワイトエールを造る」と張り切る。大麦やコーヒー、かんきつなどでの風味付けにも挑む。

 併設の飲食店は5日に開き、他社と共同で開発したビールを売り始めた。新型コロナウイルス対策で当面、商品やスペースを絞る。カナデルの福本成美取締役は「広島の持ち味を生かし、何杯でも飲みたいと思ってもらえるビールを造りたい」と意気込んだ。

 5階建てのビルは輸入車販売のバルコムグループ(安佐南区)が運営し、2階以上で宿泊施設も手掛ける。今春にカプセルホテルを開く計画だったが、新型コロナを受けてコンセプトを見直し中。来春の開業を目指す。全てがオープンすれば「泊まる、飲める、食べる」がそろう施設としてアピールしていく。(新本恭子)

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