地方経済

広島でサンマ入荷始まる 昨年に続き高値

2020/9/1
広島市中央卸売市場で入荷が始まったサンマ

広島市中央卸売市場で入荷が始まったサンマ

 広島市中央卸売市場(広島市西区)で今季のサンマの入荷が始まった。北海道で水揚げが少なく、卸値は前年並みと、不漁だった昨年に続く高値の出だしとなった。新型コロナウイルスの影響で飲食店などの需要が低迷し、入荷量は前年の半分程度にとどまっている。

 荷受けの広島魚市場(同)に1日未明、約300キロのサンマが入荷した。この時期の漁場はまだ遠く、全体的に小ぶり。卸値は1キロ(十数匹)当たり2千〜2500円だった。初入荷の8月29日は5千円近い高値が付いた。2日目以降は前年並みに落ち着いたとはいえ、豊漁だった2018年より約500円高いという。飲食店などに卸される。

 北海道では初水揚げの量が昨年の2%程度にとどまる市場もあった。広島魚市場によると、この時期に不漁だった昨年はサンマの群れが日本近海に南下してくる10月ごろに入荷量が増えた。今年はまだ見通しが付かないという。

 市内の飲食店では早くも初物のサンマが出回っている。あぶりずしや握りで提供する「鮨 〓(やな)がわ広島三越店」(中区)は「仕入れ値は少し高めだったが品質は脂が乗っていて悪くない。初物で旬を楽しむ人に秋の味覚を提供したい」としている。(加田智之)

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