地方経済

広島銀、ドコモ口座への入金停止 15日午前3時に

2020/9/14

 NTTドコモの電子マネー決済サービス「ドコモ口座」を使った不正な預金引き出しを受け、中国地方の地場銀行が対策を強めている。広島銀行(広島市中区)は14日、既存のドコモ口座へのチャージ(入金)を停止すると発表。被害を確認した銀行にも預金の安全を守る取り組みが広がっている。

 広島銀は15日午前3時に、ひも付け済みの口座からの入金を停止する。「サービスの信頼性が損なわれている状況を踏まえ、安全を最優先する」と説明した。2019年10月にチャージのサービスを始めた当初から、1回限りの「ワンタイムパスワード」による認証を採用しており、被害は確認されていない。

 全国銀行協会(全銀協)は14日、会員銀行に対して、ワンタイムパスワードを使うなど本人確認手続きの強化や顧客への注意喚起を要請した。中国5県でドコモ口座と自行の口座との連携に対応しているのは3行。既に対策に乗りだしている。

 中国銀行(岡山市北区)は14件で約500万円の被害を把握。入金を停止した。約3千の口座がドコモ口座に登録されており、電話で取引に問題がないか調べている。口座をひも付けする際の安全を確保するため、ドコモ口座などのサービス4種類で、顧客の電話番号に自動音声で暗号を伝えるワンタイムパスワードを順次導入している。

 3件、90万円の被害を確認した鳥取銀行(鳥取市)は「安全対策の強化に向け、行内で協議している」としている。(山本和明)

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