地方経済

中国地方のコメ農家、収量減と価格安のダブルショック ウンカ被害甚大/コロナで外食減

2020/9/25 22:12
坪枯れが起きた田んぼを前に、状況を話し合う溝西さん(右)と西田課長。「予想を超える被害」と口をそろえる

坪枯れが起きた田んぼを前に、状況を話し合う溝西さん(右)と西田課長。「予想を超える被害」と口をそろえる

 中国地方の農家が、コメの収量減と価格安という二重の危機に懸念を強めている。稲を枯らす害虫トビイロウンカが猛威を振るい始め、広島県西部では収穫できなくなった水田もある。新型コロナウイルスの感染拡大で外食や給食需要が激減し、米価も全国で下がる見通し。農家には厳しい秋になりそうだ。

 東広島市西条町の田んぼに、茶色い穴が開いたように見える「坪枯れ」被害が広がる。ウンカに荒らされた跡だ。視察したJA広島中央(東広島市)営農販売課の西田聡課長が「稲が全滅した水田も複数ある。全体の収量は2〜3割減るかもしれない」とため息をついた。

 近くの農業溝西優さん(46)はわせ品種の水田約100アールのうち坪枯れが20〜30アールで出た。例年2回のウンカ対策の薬剤散布を増やしたが、被害を抑えきれなかった。「追加の防除代だけで10万円以上。2〜3割の収量減で止まってくれればいいが」と顔を曇らせた。
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