地方経済

【消える鉄の灯 日鉄呉、高炉休止まで1年】<下>協力会社の模索 新事業展開に不安と焦り

2020/10/6 22:21
パイプを溶接する山陽興産の従業員。新設の作業場で受注増を目指す

パイプを溶接する山陽興産の従業員。新設の作業場で受注増を目指す

 日本製鉄(日鉄)の瀬戸内製鉄所呉地区(呉市)に近い、呉市警固屋の一角。製鉄所の協力企業で設立50年を超える山陽興産の新しい作業場に、溶接の青白い光が走った。ベテラン従業員が船舶部品のパイプをつなぐ作業に励む。

 ▽減る仕事、コロナが追い打ち

 「あと1年しかない。もっと受注を広げないと…」。そばで見守る河合修孝社長は焦りを口にする。作業場は7月、本社のある警固屋地区内で800万円をかけて整備した。来年9月末をめどとする日鉄の高炉休止方針を受けた、新たな事業展開の試みだ。

 ■「余剰人員」懸念

 同社は全従業員の8割に当たる約60人が、製鉄所で機械やレールの保守整備などに従事してきた。「このままでは余剰人員を抱えてしまう」と河合社長。取引のなかった建設会社などにも声を掛け、溶接などの受注増を目指す。
(ここまで 350文字/記事全文 1175文字)

会員限定の記事です
  • 無料登録して続きを読む
  • ログインする

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日の経済ニュースの記事
一覧