地方経済

広電が終電繰り上げ 11月16日から全路線25―32分 コロナで乗客減

2020/10/16

 広島電鉄(広島市中区)は16日、電車の市内線と宮島線の全8路線の最終便の発車時刻を25〜32分早めると発表した。新ダイヤは11月16日から。新型コロナウイルスの流行で乗客が大幅に減ったため、異例の措置を取る。全体の便数も1割程度減らす。市民の生活や働き方に影響が広がりそうだ。

 広島駅発、広電宮島口行きの終電は午後10時59分になる。従来の終電と1本前の2便がなくなり、1日当たり計約150人に影響する。広島駅発の他の終電は、八丁堀や市役所前を経由する広島港行きが午後9時51分、比治山下経由の広島港行きは午後10時13分、江波行きは午後10時27分になる。

 平日ダイヤの運行は現在の1660本が1543本へと7%減る。通勤客が多い時間帯を避けて運行間隔を広げる。現在1527本の土曜は1366本となり減少率は11%。日曜祝日も6%少なくなる。

 広電の電車の乗客は新型コロナの影響で大きく減っている。8月の午後9時以降は昨年と比べ平日で45%、日曜で49%減った。午前9時〜午後3時台も利用減は平日26%、日曜36%に上る。

 当面、状況が変わらないとみて、減便と終電前倒しを決めた。梶山雅弘・電車営業部長は「サービスを維持するため」と理解を求めている。広電は、乗客数が回復すればダイヤを元に戻す方針でいる。(新本恭子) 

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