地方経済

尾道・生口島の豪商邸を旅館に 高級ホテル「アマン」創業者が新ブランド 国内1号、21年春オープン

2020/10/28 13:02
新ブランドの旅館に生まれ変わる堀内邸

新ブランドの旅館に生まれ変わる堀内邸

 世界的な高級ホテル「アマン」の創業者が手掛ける新ブランドの旅館が来年春、尾道市瀬戸田町の生口島に全国で初めて開業することが27日、分かった。約140年前に建った豪商の屋敷を活用する。瀬戸内の島に強力な観光拠点が誕生する。

 新ブランドは「Azumi(アズミ)」。関係者によると、明治初期に豪商が建てた「堀内邸」などを改築した宿泊施設が第1号になる。瀬戸田港から近く耕三寺の参道の「しおまち商店街」沿いに立つ。敷地は約3300平方メートル。新築を含む三つの建物に、数十の客室や公衆浴場が入るとみられる。

 堀内邸はホテル経営などのナル・デベロップメンツ(京都市)が2018年に市から取得した。同社とアマン創業者のエイドリアン・ゼッカ氏が設立した合同会社が、瀬戸田を手始めに国内各地でアズミブランドの旅館を展開する方針だ。

 インドネシア出身のゼッカ氏は1950年代、米誌のアジア特派員記者として日本の家庭的な旅館に出合い、おもてなしに感銘を受けたという。合同会社は今月、新ブランド名を発表したが、詳細な場所は明かさなかった。「アマンで表現してきたぜいたくさとは一線を画す『豊かさの再解釈』を、旅館を通じて表現したい」とコメントしている。

 アマンは、欧米やアジアなど20カ国32カ所にある。日本では14年にアマン東京が初めて開業。JR東京駅近くの高層ビルに客室を構え、公式ホームページで予約すると1泊9万円台から。三重県志摩市と京都市北区にもある。北海道ニセコ町にも進出を計画している。(森岡恭子)

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