地方経済

【フィーチャー】かんきつ広島、迫る主役交代 レモンは右肩上がり/作付6割減のミカン

2020/11/18 22:20
青々と実ったレモンを収穫する黒田さん。耕作放棄地を借りるなどして農地を増やしている

青々と実ったレモンを収穫する黒田さん。耕作放棄地を借りるなどして農地を増やしている

 広島県のかんきつ栽培は岐路を迎えている。県産レモンは、ブランドかんきつとして全国に浸透。生産量日本一を背景に販路を広げ、近年は作付面積が右肩上がりで増えている。一方、従来の主役だった温州ミカンは高齢化による担い手不足もあり、作付面積が20年間で6割近く減少。他のミカンやレモンへの転作が進む。行政や農業団体は軸足をレモンに移しつつある。

 呉市豊浜町の豊島。10月下旬に訪ねると、瀬戸内海を望む畑にレモンを収穫する農業黒田正純さん(63)の姿があった。農地110アールのうちレモンは57アールを占める。「ミカンから植え替えるなどして4年間で50アール増やした」と話した。

 ▽転作の最大の理由とは

 転作する最大の理由は労働力の分散だ。11、12月の2カ月間に集中して収穫するミカンと違い、レモンの収穫期は10月から翌5月頃まで8カ月間ある。次男(36)と2人での作業も余裕を持ってできる。黒田さんは「ミカンの収穫は人手が必要になるが、レモンは少なくて済む。単価も高い」と利点を説いた。
(ここまで 441文字/記事全文 1540文字)

会員限定の記事です
  • 無料登録して続きを読む
  • ログインする


この記事の写真

  • 無料登録して写真を拡大
  • ログインする
  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日の経済ニュースの記事
一覧