地方経済

タクシーの「マスクなし乗車拒否」認可 中国運輸局、広島・岡山・鳥取の143事業者に

2020/12/8 22:40

 中国運輸局は8日、マスクを着けていない客の乗車を拒否できると定めたタクシー事業者の運送約款について、これまでに広島、岡山、鳥取の3県で計143事業者を認可したと明らかにした。運転手や次の乗客の感染防止になるとして、通常はできない乗車拒否の例外と位置付けている。

 内訳は法人タクシーが16・4%の101事業者、個人タクシーが3・3%の42事業者となる。法人の認可割合を5県別でみると、岡山が28・4%で最も高く、広島が23・3%、鳥取が20・7%で続いた。山口と島根はゼロだった。個人は岡山だけで23・3%だった。

 認可した約款は、マスクを着用しない理由について運転手が乗客に聞き取り、病気や障害などやむを得ない事情がないかを確認し、正当な理由がない人は乗車を断れるとの内容。運輸局は条件として、車内への乗客用マスクの配備や、ドライブレコーダーなどでやりとりを後で確認できる態勢づくりを求めている。

 国土交通省が11月、東京都内の事業者の約款の変更を認可し、中国地方の事業者も申請していた。今後も増える見込みという。運輸局は「一律に断るのではなく、丁寧に手順を踏むように指導する」としている。(宮野史康) 


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