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マツダ、初のPHV 22年度以降に発売

2021/1/6 23:02
マツダ本社

マツダ本社

 マツダは2022年度以降、同社初のプラグインハイブリッド車(PHV)を発売する。同年度から展開する車体の大きい「ラージ商品群」に導入する。エンジンとモーターを搭載し、家庭の電源など外部から充電できる。エンジンだけで走る車の販売を規制する動きが国内外で進む中、電動化の取り組みを強める。

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 PHVは、モーターだけでも一定の距離を走行できる。利益率の高いラージ商品群の中でも、より上級のモデルと位置付ける。現行車と同様に、ピストンを4個並べる直列4気筒エンジンと組み合わせる方向で開発している。

 マツダは30年までに、生産する全ての車に電動化技術を採用する計画を持つ。PHVは外部から充電できないハイブリッド車(HV)より高価になる傾向があり、ラージの中心は「マイルドハイブリッド」と呼ばれる簡易型HVになるとみられる。通常はエンジンで走り、加速や発進時にモーターで後押しする仕組みで価格を抑えられる。

 PHVは国内外の多くの自動車メーカーが既に売っている。国内では、トヨタ自動車や三菱自動車、ホンダが先行。昨年6月発売のトヨタのPHVがバッテリーの生産能力を上回る注文を受けて販売を停止するなど、電動化技術の一つとして注目を集めつつある。

 マツダはラージ商品群の車を22年度から売る。第1弾は最量販のCX―5に近い大きさのスポーツタイプ多目的車(SUV)になる見通しとなっている。(村上和生)

 <クリック>プラグインハイブリッド車 家庭などで充電できるハイブリッド車。短い距離はモーターを使って電気だけで走り、長距離ではエンジンと併用できる。充電がなくなっても走れるため、電気自動車よりも走行距離を延ばせる。ただ現時点では、コスト面などに課題がある。日本自動車販売協会連合会によると、乗用車の販売台数に占める割合は1%未満で推移している。

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