地方経済

【コロナ危機 苦境を越える】青山商事、売り場縮小 在庫減へ400店舗で実施方針

2021/1/20 21:57
敷地内にコンビニがある「洋服の青山」福山本店

敷地内にコンビニがある「洋服の青山」福山本店

 紳士服販売の青山商事(福山市)は、店舗の売り場の縮小や空きスペースの活用を進める。2024年3月期までに約400店舗で実施する方針。テナントの誘致や、試着用のデジタル端末の導入などで店の在庫を減らす。新型コロナウイルスの影響で業績が低迷する中、コスト削減や店舗の新たな活用につなげる。

 ▽空き空間にコンビニ・飲食店…

 昨年10月には東京の店舗の売り場面積を半減し、空きスペースをシェアオフィスに使う事業「ビー・スマート」を始めている。フィットネスクラブを入れた店や、敷地の一部にコンビニエンスストアや飲食店を誘致した店もある。こうした動きを全国で加速させる。

 紳士服売り場では、客が大型のディスプレーで試着をする「デジタル・ラボ」の導入を進める。店に在庫がない商品も試着でき、自社の倉庫から商品を届ける仕組み。オーダースーツの受注にも注力する。商品や在庫を置くスペースをテナント誘致などに活用する。

 ビジネスウエア事業の店舗は現在約850店。新型コロナの感染拡大による業績低迷を受け、19〜21年度の3年間で160店の閉店や約400人程度の希望退職も進めている。閉店に加え、既存店の新たな活用策で巻き返しを図る。(榎本直樹) 


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