地方経済

カイハラが初のジーンズ商品 デニム製造専業、10年かけ生地開発

2021/2/15 22:57
新開発のデニム「モンスターストレッチ」を使ったジーンズ

新開発のデニム「モンスターストレッチ」を使ったジーンズ

 デニム製造国内最大手のカイハラ(福山市)は、10年がかりで開発したデニムを使ったジーンズを発売した。自らジーンズを製品化し販売するのは初めて。新型コロナウイルスの影響でアパレル業界が厳しい中、消費者の声を聞いて新たな生地の開発に生かす。

 ▽綿の見栄えで伸長率3・2倍

 新開発のデニムは「モンスターストレッチ」。自社の定番のデニムより伸長率を3・2倍に高めた。スポーツやアウトドア、在宅ワークなど幅広い使い方を提案する。原料の一部にポリウレタンを使っているが、綿100%と同じような見栄えを実現した。

 カイハラは1970年にデニム事業を始め、生地製造に徹してきた。しかし、コロナ禍で新開発のデニムをアパレル各社に提案する機会が減少。クラウドファンディング(CF)を使ってジーンズの製作、販売に踏み切った。

 自社工場の稼働率が伸び悩む中、社員のモチベーションを高める狙いもある。稲垣博章執行役員営業本部長は「市況回復を待つのではなく、こちらから消費者の声を聞いて商品開発に生かしたい」と話す。

 新商品のジーンズは3色展開で1本2万円前後。CFサイト「マクアケ」で扱っている。(榎本直樹) 

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