地方経済
消費税込み表示移行、値上げの印象懸念 中国地方、対応大詰め
商品やサービスの価格表示で4月1日、消費税込み価格を明記する「総額表示」が義務付けられる。税抜き価格だけの表示を認める特例措置は3月末で終わる。中国地方の小売店で値札の交換が大詰めを迎えている。税抜き価格より表示額が高くなる税込み価格への移行で、売れ行きへの影響を懸念する声もある。
ホームセンターのジュンテンドー沼田店(広島市安佐南区)は3月上旬の改装に合わせ、約6万種類ある値札やポップを交換した。従来は本体価格に「+税」と表記。新たに本体価格の下に税込み価格も載せる。
義務化を控え、担当者1人を決めて漏れがないか最終確認を進める。買い物に訪れた安佐北区の重本洋司さん(71)は「レジで税込み価格を初めて見て、思ったより高いと感じることがあった。値札にあれば分かりやすい」と歓迎する。
「売りにくくなる」の声も…
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