地方経済
「インドア花見」に注目 ホテルで眺める/タクシーで巡る 広島県内、感染対策も徹底
2021/3/31 22:58
新型コロナウイルスの流行を受け、屋内で密集を避けながら桜を楽しむ「インドア花見」が注目を集めている。広島県内のホテルなどが、花を眺めながらの食事プランやタクシーでの名所巡りを始めた。感染防止策を徹底し、花見気分を味わってもらおうと工夫している。
ザロイヤルパークホテル広島リバーサイド(広島市中区)はレストランで、開花に合わせたビュッフェ(2500円)を開いている。ガラス張りの店内から、京橋川の桜並木を見渡せる。感染対策で客席を2割減らし、来店時には体温を確認。予約のない客には連絡先を書いてもらっている。料理を取る際は手袋の着用を促す。約1メートル間隔で並べるように、床に目印もした。
市は、公園の花見での飲食を控えるよう求めている。小松崎技(たくみ)総支配人は「感染対策をした店内で、桜を見ながらゆったりしてほしい」と話す。11日まで。
ANAクラウンプラザホテル広島(中区)は、ラウンジの期間限定メニュー「お花見アフタヌーンティー」(3千円)が好調。桜の花を練り込んだスコーンやモンブランなど15種と紅茶などが飲み放題になる。従業員の定期的な消毒で、感染予防に努めている。30日まで。
中国タクシー(府中市)は府中市内や近郊の桜の名所を巡る2〜5時間の「お花見タクシー」を初めて企画した。9コースで、1台5600円から。高山俊宏社長は「タクシーは密を避けたプライベート空間で、窓を全開して換気もできる。安心してプチ旅行気分を味わって」とアピールする。4月上旬まで。(森岡恭子)
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