地方経済

マツダ営業黒字へ 21年3月期、米豪の販売が回復

2021/5/12 2:00
マツダ本社

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 マツダは2021年3月期の連結決算で、本業のもうけを示す営業損益の黒字を確保できる見通しになったことが11日、分かった。新型コロナウイルス禍に伴う需要の低迷で当初400億円の赤字を予想したが、米国やオーストラリアでの販売増などが回復をけん引した。

 営業損益は昨年7月末に400億円の赤字と見込み、今年2月の業績予想修正でゼロとしていた。20年度後半にかけての販売回復を踏まえた上方修正だった。さらに上振れし、9年ぶりの営業赤字を回避したようだ。

 コロナ禍で世界販売が前年度比9%減の中、最重要市場の米国は7%増と堅調だった。オーストラリアも3%増えた。米国は利益率の高いスポーツタイプ多目的車(SUV)の人気が高く、21年1〜3月も前年同期比で23%増。為替の円安基調や固定費削減も利益面に効いたとみられる。

 一方、新型コロナに伴う生産調整で205億円の特別損失を計上。純損益は2月時点で500億円の赤字を見込む。22年3月期の黒字確保はコロナ禍での経営戦略と、世界的な半導体不足への対応が鍵となる。

 マツダは21年3月期連結決算の発表を14日に予定している。(井上龍太郎)

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