地方経済

フジ、イオン傘下入り マックスバリュ西と合併へ

2021/9/1 23:15

 流通大手イオン(千葉市)の子会社でスーパーのマックスバリュ西日本(MV西、広島市南区)と、同業のフジ(松山市)は1日、2024年3月をめどに合併し、新会社を設立すると発表した。新会社はイオンの子会社となり、フジはイオンの傘下に入る。人口減が進む中、物流や仕入れ、デジタル化などで連携を深め、競争力を高める。

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 MV西とフジの2021年2月期の連結売上高を単純に合計すると8786億100万円。イズミ(広島市東区)の6797億7800万円を抜き、商業施設やスーパーを運営する地場企業ではトップになる。

 計画では22年3月、フジがイオン傘下の共同持ち株会社と事業会社に分かれる。MV西は共同持ち株会社の100%子会社となって上場を廃止。その後、二つのフジとMV西が合併し、新会社を設立する。

 この日、イオンとMV西、フジが合併に基本合意した。新会社の名前などは今後決める。店の名称は基本的に維持する。将来的に新しい店名を展開することも検討する。店舗を統廃合する可能性もあるという。

 フジは18年10月、イオンとの資本業務提携を結び、15%の出資を受けた。イオンの電子マネー「WAON(ワオン)」の導入や商品の仕入れ、物流などの面で連携を深めてきた。

 この日の記者会見で、フジの尾崎英雄会長は「人口減少が進み、競争環境は激しさを増している。地域を挙げた連携がますます重要になる」と強調。イオンの岡田元也会長は新型コロナウイルス禍が国内の小売業の変化を加速させているとし「中四国で1100万人の市場がある。シェアを上げることができるシステムを構築し、中四国の発展に貢献する企業を目指す」と述べた。(榎本直樹)


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