発がん性調査、研究所で虚偽記録 マウスへの化学物質投与で
2021/3/5 21:31
厚生労働省は5日、工場などで使われる化学物質の発がん性を調べる「日本バイオアッセイ研究センター」(神奈川県秦野市)の50代の男性職員が、マウスに化学物質を投与する際、衰弱しているマウスに対しては途中で中止したのに、規定量まで与えたように虚偽の記録を残していたと発表した。
厚労省によると、男性職員は「弱っていたので投与をためらった」と説明。他の試験でも記録に残さず中止したことがあると話したほか、別の元職員1人も同様の行為をしたと認めている。
同センターの試験は国による化学物質規制にも影響するため、厚労省は調査委員会などを設置し、事実関係などを詳しく調べる。
あなたにおすすめの記事
科学・環境・医療の最新記事
-
菅原前経産相、特捜部が任意聴取 現金配布の疑いも、再捜査 [社会] (4/23 10:52)
-
LINEを監督不備で行政指導へ 閲覧問題で個人情報委 [経済] (4/22 22:58)
-
東京、小規模店も休業依頼 感染抑止へ独自に広範対象 [政治] (4/23 22:47)
-
酒類飲食店に休業要請、4都府県 25日から5月11日まで [政治] (4/22 22:40)
-
二重変異株、国内で5件確認 加藤官房長官、拡大防止を徹底 [科学・環境・医療] (4/22 18:11)
【ワシントン共同】バイデン米大統領主催の気候変動に関するオンライン首脳会合(気候変動サミット)は23日、再生可能エネルギー拡大による雇用創出や技術革新などをテーマに議論した。バイデン氏は演説で、地球...
兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園は15日、雄の親が死んだ国の特別天然記念物コウノトリのひな3羽を、園で飼育しているコウノトリのペアに預けると、順調に育て始めたと発表した。園は、卵でなくひなを親で...
名古屋市は23日記者会見し、新型コロナワクチンの高齢者集団接種の予約専用電話がパンクしたことについて「混乱が生じ、申し訳ない」と陳謝した。「区役所に行けば何とかなる」との風評が広がり、この日午前、各...
厚生労働省は23日、新型コロナウイルス患者向けの病床使用率(21日午前0時時点)を公表した。石川、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、徳島、沖縄の10府県が使用率50%以上となり、政府の対策...
国内で23日、新たに5113人の新型コロナウイルス感染者が確認された。緊急事態宣言が発令される東京は759人、京都は130人、大阪は1162人、兵庫は567人。1日当たりの新規感染者が5千人を超える...