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キャンドルの灯 被災地を思う

2013/3/18

 3月11日夜、広島大の中央図書館前で東日本大震災の被災地復興の願いを込め、手作りキャンドル約250個が灯された。東広島市内外から学生、大学職員、地域住民など約50人が集まり、色とりどりのキャンドルを眺めたり、キャンドル作りを体験しながら被災地への思いを語り合った。


 企画したのは同大キャンドルサークル『灯(ともしび)』。さまざまな学部から集まるメンバー10人で構成される、結成3年目の若いサークルだ。これまでは、月に1回のキャンドルイベントに加え、大学祭やゆかた祭、原爆の日などに学内外でキャンドルナイトを実施してきた。

 昨年の12月には、約4000個ものキャンドルを大学内の「スペイン広場」に並べ、ジャズ演奏とともに、広島大学の夜を彩った。


 昨年の3・11では、広島市内のボランティア団体と共に原爆ドーム前で「3・11」の形に並べたキャンドルに灯をともした。同サークルの総合科学部2年福岡奈緒さん(20)はこれに少し違和感を覚えたのだという。「3・11だけを祈るのではなく、復興、平和に向けて一人一人が考える機会を設けることができたら」という。

 また、サークル代表の総合科学部2年松本渚さん(20)は、昨年の同日、岩手県の陸前高田市の被災地追悼のキャンドルイベントに参加していた。「震災の日になにかしたい、と思って赴いたが、しっくりこなかった。自分たちがいる場所でできることをしたいと思った」「私たちが東広島でできることは、被災地を決して忘れないこと。3・11にキャンドルナイトをすることで一人一人が被災地に思いを寄せ、考える空間づくりができたら」。そう思って今回のキャンドルナイトを企画したという。


  キャンドルナイトを終えて、松本さんは「私たちが作った宣伝文に共感してきてくれた方が予想以上にいた。3・11を、ただ普通に過ごすのではなく、『何かしよう』と思ってきてくださる方が多くいることを知り、うれしかった。これからもずっと続けていきたい」と語った。

 福岡さんは宣伝文を作る際、被災地の方を傷付けない表現や文章を心掛けたという。「特別に震災ボランティアなどをしていない分、被災地のことを考えるいいきっかけになった」と話していた。 (3年原未緒)

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