リポーター発

フランス

フランスのクリスマス

2013/12/26

 フランスでも1年で1番重要な宗教行事、クリスマスが12月25日にあった。日本では正月に家族や親類が集まって、とそやお節料理を楽しむ風習がある。フランスはクリスマスに皆が集まってごちそうを食べるのが習慣だ。
 ことしは、私と同じオルレアン市に住む夫の伯父の家に招待され、夫と長女と共に訪問した。伯父の家には親類たち総勢20人が集い、ごった返していた。
 応接間にはツリー、テーブルにはハウスの飾りがあった。凝ったデコレーションなので、思わずうっとりと見入ってしまった。
 食事のメニューは、アペリティフにキッシュやカナッペ、前菜にスープとサーモンのケーキ、メーンにシーフードのグラタンと丸ごとのチキン、デザートはムースだった。
 カナッペやスープに使われていたクリスマスの代表的食材のフォアグラをたっぷりいただいた。フォアグラはこちらでは高級品で、日本の数の子のようなイメージ。普段はあまりお目にかからないが、クリスマスにはふんだんに食べる。
 ごちそうも順番に出てきて、食事会は長引く。正午に始まり、終わったのは午後6時すぎだった。
 最も重要なプレゼントの交換もあった。出席する子どもたち全員のプレゼントを用意する親が大半だ。サンタがやってきてプレゼントを配った。長女は子ども用キッチンや子ども用パソコンなどたくさんのプレゼントをもらった。
 友人の中には、親類や友人の子どものために毎年20〜30個のプレゼントを用意する人も。「毎年なので買う物に悩む。それに自分も子どもも欲しくない物をもらうこともある。処分できないし困る」とこぼしていた。
 別の知り合いは「最近は欲しい物をそれぞれが受け取るために、皆で一緒に買い物に行く。開けてびっくりするクリスマスの贈り物ではなくなった」と話す。いろいろと複雑なようだ。
 クリスマスが終わると、町じゅうで年末・年始に向けての準備が始まるかと思いきや、全くない。企業や商店は年末は31日まで、年始は2日から開くのが大半。クリスマスの盛り上がりから一転、寂しい。日本の正月が恋しくなる。(マリエ悦木嘉子=オルレアン在住)


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